坂のまちに、町家が連なる
八尾のまちなみは、坂とともにあります。諏訪町や上新町など旧町の通りには格子の町家が連なり、通りを歩くだけで、養蚕と和紙で栄えた在郷町の記憶が残っていることが分かります。まちの規模は歩いて回れるほど。だからこそ、泊まって朝夕を過ごすと、日帰りでは見えない表情に出会えます。
歩いて回れる、みどころ
旧町は端から端まで歩いて回れる規模です。日本の道百選に選ばれた諏訪町本通り、豪華な曳山を間近に見られる曳山展示館、路地と路地をつなぐ石段——気ままに歩くだけで、まちの輪郭がつかめます。富山駅からはJR高山本線で約25分、越中八尾駅下車。駅から旧町へはコミュニティバスで約10分です。
おわら風の盆
毎年9月初めの三日間、まちは「おわら風の盆」の唄と踊りに包まれます。哀調を帯びた胡弓の音、編笠の踊り手、ぼんぼりの灯り。この行事を目当てに、全国から人が集まります。
おわらの楽しみ方や行事の背景は、読みもののコーナーで少しずつ書いていきます。
泊まって、まちの時間を借りる
八尾には、古民家に泊まれる宿があります。一棟まるごと借りられる家も、全4室だけの小さな宿も。夜、観光の人波が引いたあとの坂道。朝、まちが動き出す前の静けさ。泊まる人だけが、その時間を借りられます。
まちの写真:越中八尾 風の宿(直営)提供